フラメンコを感じる

フラメンコ三昧でおいしい日々を過ごしております...。


先週カルメン・レデスマのクルシージョを受け、本物のフラメンコに触れる機会がありました。


ヒターノ(ジプシー)の、踊り。心で感じて、身体の中心から出てくるものを指先まで伝わらせ、動く。

コンパスが身に染み付いているから、何をやっても全てフラメンコになっている。これってウチナーンチュがカチャーシー踊れるのと一緒かもね。笑



目を閉じてカンテとギターを聞く練習。目が開いているとどうしても見ることに気が向いて、音を感じ取れなくなってしまう。


哀愁あるメロディ、マリ・ペーニャの叫ぶような、時には優しく囁くような歌声。


彼女の出身地ウトレラのソレア。残念ながらスペイン語がわからないので意味はわからないけど。目を閉じて全神経が音に集中しているので、ダイレクトに心に響いてくる。


気がついたら大粒の涙が頬をつたって止まらない。なんでこんなに心に響くんだろう。CDとは違う、生身の人間から発せられる音。フラメンコは歌である、という意味がよーーーくわかる。


カルメンが一人ひとりをハグしてまわっている。彼女にぎゅーっと抱きしめられ、暖かいお母さんのような感覚を感じたあとにぐわっと持ち上げられ、奮い立たされた。



さぁ、立ちなさい、立って行きなさい。




と言われたかのように。






ソレアを踊るのは難しい。



音を、歌を感じ取って身体に響き渡らせること。自分の身体が楽器になること。




やっぱりフラメンコはヒターノのものだ。



彼らと全く同じにはなれない。だけど何かを学ぶことはできるはず。



カルメンの黒髪を見て、ネイティブインディアンを思い出した。やっぱりフラメンコは生きる根本を見せてくれるもの、そんな感じがした。


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